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2007.12.10 *Mon

酒蔵

昨年の暮れ、おせち料理用にスーパーの安い黒豆を買ったところ
一昨年に使った丹波の黒豆とはまったく仕上がりが違いました。
やっぱり黒豆は、ふっくらつやつやが良いですから
ドライブも兼ねて、丹波方面までお正月用の黒豆を買いに出かけました。

「そうそう、道中に、絞りたて酒粕を売ってくれる造り酒屋さんはないかなあ?」
「あ、何軒かあるよ。酒粕が欲しいの?」
「うん。この前の、おいしかったでしょう?実家にもあげたから、なくなっちゃって」
「じゃ、寄って行こう」

京都まで私が運転、途中、コンビニで旦那と交代。
仕事の得意先の酒屋さんに連れて行ってもらうためです。

途中、2件ほど酒屋さんがあったのですが日曜でお休みだったり
お酒しか置いていなさそうだったり。
『長龍までいこうか?あそこには必ずあるらしいから』
『ほんと?じゃ、いこう』

助手席で景色を眺めていると
『酒の館』と書かれた看板が目に入りました。
「あれはどこだろう?酒粕、あるかなあ?いってみようよ!」
「了解~」
すいすいと走ってくれます。しばらくしてから
「あ、あそこ!」

大きな駐車場がありました。
どうやら、その奥にお店があるようです。

酒造


ありました。入り口に
『新酒、しぼれました』
『絞りたて酒粕、あります』
と張り紙があります。なんだか、わくわくします。

「先に降りてまってて。車止めてくるから。」
入り口で旦那を待ち、戻ってきた旦那とお店に入りました。

あったあった。
探したよ、酒粕~と、商品の前に立っていると
奥からお店の人が、絞りたて酒粕を ぽんっ と置いていかれました。
すかさずそれをGetし、お会計をしようと店内を見回すと・・・
さまざまな日本酒。
女性向の可愛らしいビンに入ったお酒、絞りたて新酒、大吟醸、純米酒・・・
ガラスのぐい呑みや、お漬物・・・
「なんだか・・・すごくおいしそう・・・」
「うん、おいしそうだね」
お店の方から声がかかりました。
「試飲してくださいよ!搾り立ての生酒、ありますよ!」

私は、若い頃は日本酒がダメでした。
飲むと腹痛をおこしていましたので、「私は日本酒は飲めないんだ」と
敬遠しておりました。ところが。
毎朝、神棚にお酒をお供えしているのですが
近頃、その日本酒の香りが、たまらなくそそられる良い香りで
「ああ、飲んでみたいなあ・・・」と、無作法にも思っていたのです。

試飲コーナーをちらちら見ながら、うるうるしていました。
旦那は気付いたようです。
「飲んでくれば?僕は運転するから飲めないけどね」
「いいのっ?私一人でいいのっ?」
「いいよ、どうぞ」旦那はクスクス笑っています。

小さなお猪口に、絞りたて生酒を少しだけ頂きました。おいしい・・・
「これ、すごくおいしいよ」
「じゃ、買う?」
「うん!お正月用に一本買っておく!」
酒粕だけのつもりが、生酒も一本買うことになりました。
日本酒はダメだったはずが、キュッと喉がしまり、心地よい感じです。
「奥にも何かあるみたい。行ってみよう」

お店を出て、敷地を少し奥にはいると、茶店がありました。
『麹の甘酒あります』と張り紙が。
「あ、これいいなあ。僕はこれが飲みたいな」
二人で茶店に入ると、そこにも色々な商品が並んでいます。
「麹の甘酒、ふたつお願いします。」
「はいはい、これはアルコール分ゼロですよ」
お醤油、みりん、わさび漬け、民芸品・・・。
わさび漬けを試食した旦那が、
「おいしい!これ、買って!」
「はあい」

二人で甘酒を飲んでいると、観光客らしい団体さんが茶店に入ってきました。
「ここの醤油、来るたびに買うんですよ。一年分、買いだめしていかなきゃ。」
などど話されていました。
ここは醤油やみりんなども作ってるんだな。おいしいんだわ、きっと。
と、壁の張り紙に目をやると・・・
『冷酒』
『やまはい吟醸酒』

「・・・・・」
おそらく、その時の私は目が輝いていたと思います。
「ねえねえっ。これこれっ。」
「いいよっ」旦那は噴き出していました。

「言っとくけど、僕は付き合わないからね。ハンドル握るんだから。
 プロドライバーは、これくらいの意識が無きゃ勤まらないのっ。」
「う・・・ん・・・・」
悪いかな、と思いつつ誘惑に負けました。
「あのお~・・・、この、やまはい吟醸酒をひとつ・・・」

小ぶりの透き通ったグラスに注がれた吟醸酒と、
牛蒡のお漬物のついた小皿が、小さめの盆に載せられて運ばれて着ました。
「わあ・・・♪」
「僕にそのお漬物、ちょっとちょーだい」
「はいはい」
なんて贅沢・・・。昼間から。
窓際の陽だまりの席で、のんびりとお酒を頂きました。
もう、なんというか・・・・至福のひととき・・・。
お会計のときにお店の方がにこにこ。
「奥さん、この奥の蔵には行きました?いいですよお、色々な種類のお酒が
試飲してもらえるんですよ。ご案内しますよ。」と。
店を出て場所を教えてくださいました。飲兵衛だと思われたようです。
「あの柿の木の横の蔵ですよ」

奥の蔵に入ると
ここにも蔵の商品がずらりとならんでいます。日本酒、醤油、みりん、お漬物、お酒の化粧品。
試飲コーナーには数人のお客さんがいらっしゃいました。
大吟醸、純米酒、黒米酒、秘蔵酒、どぶろく、たる酒。
これらが、一杯100円から200円で飲ませてもらえます。
「飲んでもいいよねっ」
「はい、どーぞっ」
お店の方に、
「どのお酒が飲みやすいですか?」
「女性の方は大吟醸か樽酒がいいでしょうね」
「じゃあ、大吟醸をください」
150円払って「ああ・・・おいしい・・・・甘いなあ・・・」
旦那は店内を見学しています。
「もういっぱい飲もう。純米酒をください。あれ?さっきの大吟醸200円でしたね。
これ、50円と、純米酒のお金を・・・・」
「ああ、いいですよ。さっきのはサービスしときますよ。さ、どうぞ。」
「いただきます。うん。なかなか。」
グラスはそこそこの大きさがあります。よい加減に酔いが・・・。
「あ、樽酒も飲んでみよう。樽酒をお願いします」
「はい、どうぞ、こちらです」
「あ、ヒノキ風呂」・・・・なんて表現。
樽酒は、樽の木の香りがうつって、とてもよい香りです。

ほろほろと飲んでいると旦那が。
「ちょっと・・・kooちゃん・・・。」どんだけえ~!?ではありませんが・・・
「もうそれで終わりだからねっ、ドンだけ飲むのっ」
「どれも、おいしいよ~」
あれもこれもと杯を重ね、完売していたどぶろく以外、ほぼ飲んでおりました。
秘蔵酒は5年もので香りがきつく、黒米酒は香ばしい味と香りです。

仕事柄、旦那はお店の方と楽しそうに話し込んでいました。
私は最後のグラスを飲みながら黙って会話を聞いていました。

樽酒ですが。
昔はお酒といえば樽酒だったそうですが、最近は樽酒が出るのは
選挙の当選祝いのときぐらいですね・・・と仰っていました。
グラスに注いでもらった途端、ふわ~っと木のよい香りで・・・飲みやすいお酒でした。
試飲したお酒は、全て量り売りしてもらえます。
「あれ?」
旦那が、すぐ横の、量り売りのコーナーで
「買います。kooちゃん、どれが一番美味しかったの?」
えーと。全部。とは言えません。
「あ、えっと。あ、樽酒!あ、お義母さんに買うの?」
「僕が家に帰って飲むのっ。すぐそばで、おいしいおいしいって連呼されたら
 僕だって飲みたくなるに決まってるでしょっ。ええいっ、この酔っ払いがっ。」
・・・。酔っ払いって。
「酔ってるけど・・そんなにひどいかなあ?」
「うん、ひどいよ。いつもは、むっつり考え事してることが多いのに、
 さっきからずーっとへらへら笑ってるもん。」
・・・・・。
旦那は、ブルーのお洒落な瓶に、樽酒を300ml買いました。
言ってくれれば、私、お金出したのに・・・。ごめんなさい・・・・。
お店の方が、また声をかけてくださいました。
「最初の蔵で、是非『鬼ころし』を飲んでいってください。
 うちのは、県外には出していない、ここだけのものなんですよ。」
「いや、僕は飲めませんから」
「奥さんでも充分に分かりますよ」

ごめんなさいったらっ

ええ、いただきました。旦那に悪いと思いつつ頂きました。
『鬼ころし』すっきりしていて、とてもおいしかったですよ。


「まったくもうっ、黒豆買いに行くまで車の中で寝ててよねっ
 僕はへべれけの奥さん連れて歩くの嫌だからねっ」

へべれけ。誰が。

黒豆メインのドライブが、酒蔵メインのドライブになってしまいました。
もちろん、黒豆も買って帰りましたよ。
旦那が、『さばのへしこ』も買ってくれました。
これは、さばをヌカ漬けにしたものです。
あつあつのご飯と一緒に、とても美味しいですよ。



今朝、家事が終わってから、面白がって旦那にメールを打ってみました。
『家の用事が全部終わった。なんだか美味しそうな酒の瓶がある。』
『ああ、美味しそう・・・』

旦那から速攻で返信が来ました。
『こおらーーー!』

私たちが訪れたのは
京都府亀岡市稗田野町の 大石酒造㈱ さんです。
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COMMENT : 8  TRACKBACK : 1  [EDIT] [TOP]

COMMENT

 初めて拝見させて頂きました。
 なんだかとても楽しそうなドライブでしたね。
 ご主人の「どんだけー」に思わず、笑っちゃいました。また訪問しますね。
2007/12/10(月) 15:55:17 | URL | FT #- [Edit
FTさま
こんにちわ、はじめまして。
コメントありがとうございます。

ハメを外してしまいました(笑
反省しつつ・・・今日の夕食は、かす汁です。
是非、またいらしてくださいね。
2007/12/10(月) 16:18:01 | URL | koo #- [Edit
利き酒に、、、
こんばんわ
ほのぼのと楽しそうで、羨ましく拝見しました。
蔵元の酒かすにめぐり合え、加えて新酒の利き酒まで出来るなんて最高です!
利き酒を重ねほろ酔い気分のKooさま、やさしくエスコートするご主人のお姿、(お会いした事もないのに)映像が見えてくるようです。

この新酒の時期、自然に落ちてくるお酒(「あらばしり」と言うお酒ですが)は白ワインのような柔らかい味のお酒です。
ついつい杯を重ねてしまう、ある意味おそろしいお酒かもしれません。
しかし美味しいですよ!一度、試してみてはいかがでしょう?
2007/12/10(月) 19:30:49 | URL | kurumi #r3GBGjCs [Edit
kurumiさま
こんばんわ
ありがとうございます。
よいことを教えていただきました。
『あらばしり』・・どこの蔵にあるでしょうか、
是非試してみたいものです。

旦那に、kurumiさんと仰る方が、こんなコメントをくれたんだよ・・・と話しましたら
「ほろ酔いなんて、そんないいもんじゃないでしょ。
車の中で寝てるときなんか、いびきかいてて『kooちゃん怪獣』だったよ」と。
怪獣はひどいですよねえ。

酒粕、お味見してみましたら
旦那がもって帰ってきてくれたものは、もちっとしてジュ-シィだったのに比べ、
こちらのは、少しぽそっとしていて、苦味が強かったです。
蔵によって、酒粕もお味が違うんですね。
2007/12/10(月) 20:25:29 | URL | koo #- [Edit
お薦めの、、、
「あらばしり」私の知っているものは、石川白山市 吉田酒造のお酒です。
”手取川 あらばしり 吟醸生酒”と、お近くの酒屋さんで尋ねてみてください。
2007/12/10(月) 23:08:10 | URL | kurumi #r3GBGjCs [Edit
kurumiさま
ご親切にありがとうございます。
手取川 あらばしり 吟醸生酒ですね。

楽しみに覚えておこう・・・
2007/12/10(月) 23:37:51 | URL | koo #- [Edit
楽しい買出し♪
ほほえましい光景だぁ♪
kooちゃんとってもお酒美味しかったんだね。
読んでて私も買いに行こうかなと思っちゃった( ̄∇ ̄*)ゞ
今度は旦那様と一緒に楽しく飲めるといいねぇ。
2007/12/13(木) 16:37:01 | URL | ちゅほ #- [Edit
ちゅほちゃん
うん、とても美味しかったよ♪
蔵は結構あって、お酒だけじゃなく、他にもいろんな商品があったから楽しいと思うよ。
京都府亀岡市稗田野町佐伯 大石酒造㈱ です。
機会があれば行って見てね。

そうそう・・・旦那と一緒に飲まねば~(笑)
2007/12/13(木) 16:52:39 | URL | koo #- [Edit

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